高雄
8時、早安〜(おはよ)
「あひる家」という日本人経営のホステルに泊まっています。
とても快適なので連泊したかったのですが、残念ながら満室でした。
8時30分、荷物を預かってもらい、観光に出発。
美麗島駅からMRTに乗りました。
哈瑪星(ハマセン)
哈瑪星駅で友人と合流。
高雄港の西側一帯は「哈瑪星(ハマセン)」と呼ばれており、その名前は日本統治時代の地名「濱線」に由来します。
当時は港のそばに鉄道の終着駅があり、港町としてとても栄えていました。
1945年の高雄大空襲で多くの建物が失われましたが、運よく残った建物もあり、今も昔の面影をとどめています。
そんな哈瑪星に残る日本統治時代の遺構を巡ります。
人もあまり歩いていないし、お店もほとんど開いていないですね。
土曜日だからでしょうか。
↑代天宮
適当に歩いていたら立派なお寺がありました。
旧高雄市役所の跡地に建てられたものだそうです。
台湾ちまき
目的の店が閉まっていたので、目についたお店で朝ごはんを食べることにしました。
花生粽 35台湾元≒175円
ピーナッツ入りのちまきに、甘くない“みたらし団子のタレ”のようなソースとナッツの粉がかかっています。
どこか懐かしい、おばあちゃんの家に行くと出てきそうな、素朴な味でした。
友人は、碗粿(30台湾元)を注文。
見た目はプリンみたいですが、味はしょっぱい系で、米粉の生地に具材を入れて小鉢で蒸した台湾の定番朝食です。
西子灣隧道(壽山洞)
まず向かったのは、西子灣隧道。
日本統治時代の1920年代に作られたトンネルで、壽山を貫き国立中山大学と哈瑪星を結んでいます。
戦時中には北側に防空壕が設けられました。
↑トンネル内部
全長260メートルあります。
両側には控えめなライトアップが施されています。
なんの45周年なんだろ。
↑国立中山大学
そのまま海沿いを散歩。
釣りをしている人が多く、のんびりした雰囲気です。
それにしても暑い。。。
台北とそんなに変わらないかと思ったけど、余裕で高雄の方が暑いです。
気温というより、日差しが強いんすよ。
海巡署(日本でいう海上保安庁)の船が目の前を通過していきました。
おそらく、中国船の領海侵犯に目を光らせているのだと思います。
日本の比にならないくらい領海侵犯されているでしょうからね。
打狗英国領事館文化園区
壽山の先端の丘の上に立つ赤レンガ造りの建物が打狗英国領事館官邸です。
『打狗』は日本統治前の高雄の旧地名で、文字通り『犬を打つ』と解釈され縁起が悪いとされ、統治時代に現在の『高雄』に改められました。
日本統治時代と直接の関係はありませんが、せっかくなので寄っていきましょう。
階段しんど...
↑デカトカゲ
チケット 99台湾元≒490円
小王子(星の王子さま)125周年特展が開かれていました。
スーベニアメダル機をやる友人。
観光地によくあるけど、実際にやる人は初めて見た(笑)
眺めが最高です。
サンセットに合わせてくると良いと思います。
軍艦が停泊しています。
よく分かんないけど、後で行ってみましょう。
↑英国領事館
1866年建造の市内最古の現存西洋建築です。
1986年に修復され、現在は高雄史蹟文陳列館として公開されています。
↑下関条約の原文?
日清戦争(1894〜1895年)の後、日本と清が結んだ下関条約により、台湾は日本の統治下に入りました。
↑明・清時代の貿易通貨
銀で作られているため、国によってデザインは違っても重さは同じです。
丘の下には、事務所跡がありました。
当時の領事館での生活や業務の様子を再現した人形がたくさん展示されています。
男性は本当に、タオパイパイ風の髪型(弁髪)してたんやな。
↑打狗新聞
日本統治時代の高雄で発行されていた新聞です。
これは日本の太平洋戦争降伏を伝える記事ですね。
こっちは、二二八事件。
空襲で壊れたのかと思ったら台風かよ。
約10年後修復完成。
えらい時間かかったな。
↑かっこいい橋
↑鼓山輪渡站
旗津行きのフェリーターミナルです。
ヤバ排隊。
↑可愛いフェリー
↑基隆のカラフルハウスより、ずっとカラフルな通り
引き続き、哈瑪星を散策していきます。
つづく