HSK4級にも一発合格!
2025/10/18にHSK4級を受験し、HSK3級(2025/3/22受験)に続いて一発合格しました。
合格ラインが180点のところ、結果は227点。
数字だけ見れば、まあ余裕だったかなという感じです。
HSK4級で求められる中国語のレベル
HSKの公式サイトでは、HSK4級について次のように説明されています。
中国語を用いて広範囲の話題について会話ができ、中国語を母国語とする相手と比較的流暢にコミュニケーションをとることができる。
試験に合格しただけで会話ができるようになるわけではありません。
話せるようになるには、当然ですが会話の練習が必要です。
なので「HSK4級レベルの知識があり、そこに十分な会話練習を重ねれば、この説明に書かれているレベルに近づける」と理解するのが妥当かなと思っています。
HSK3級と比較した4級の難易度
3級と難易度を比較すると、HSK4級は全体的に難しくなっています。
その中でも大きな違いだと感じたのは、次の2点です。
まず、リスニングの放送回数です。
3級では問題文が2回放送されますが、4級では1回しか放送されません。
一度で聞き取る必要があるため、ここは確実に難易度が上がっていると感じました。
もう一つは、作文(第2部分)です。
写真と単語が1つずつ与えられ、その単語を使って写真の内容を表現する問題が出題されます。
3級にはなかった形式なので、初めて受けると戸惑う人も多いと思います。
受験料(3級:6,600円→4級:7,920円)も地味に高くなっています。。。
HSK3級合格後にやった勉強法
実際のところ、絶対に一発で受かりたいという気持ちは薄かったので、3級のときとは違ってガッツリ対策したわけではありません。
↑HSK3級の記事はこちら
試験の1か月半くらい前から、1日1時間程度勉強したかな、という感じです。
リスニング対策
3級のときと同じく、NHK「毎日中国語(ラジオ)」は引き続き聞いていました。
内容自体はやさしめなので、HSK4級のリスニング対策としてどこまで効果があったかは正直微妙です。
ただ、
・中国語の音に毎日触れる
・発音やリズムに慣れる
という点では、やっておいて無駄ではなかったと思います。
読解対策
HSK3級の語彙数が約600語なのに対して、HSK4級は約1200語と、単語数が一気に増えます。
そのため、HSK4級の範囲の単語が9割くらい分かる状態になるまで、単語学習用の動画をひたすらリピートしていました。
多分、これが一番大切だったと思います。
また、HSK公認のテキストを一応買っていたので、一通り読んで、練習問題を解きました。
ただ、3級のテキストと被っている内容も多く、個人的には過去問集を買って解く方が対策になるんじゃないかと感じています。
作文対策
作文では、初めから次のようなシンプルな型を使って、部分点を取りにいく戦略でした。
(例)
・是~(~だ)
・在+場所(~にいる)
・喜欢~(~が好きだ)
・有~(~がある/持っている)
・正在~(ちょうど~している)
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例題:
”乒乓球”
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例えば、このような写真と単語を使って文章を作る問題が出たとします。
作文は次のように用意しておいた型に当てはめて書くだけでも対応できます。
「他喜欢乒乓球。」
「他正在打乒乓球。」
「他在家打乒乓球。」etc.
どれもとても簡単な文章なので、満点はもらえないかもしれませんが、変に難しい表現を使ってミスをして減点されるくらいなら、この方が確実だと思いました。
試験直前にやったこと
HSK公認のテキストの模擬試験とHSK公式サイトのサンプル問題(4級)を解きました。
それだけです。
(私はしてませんけど)時間を計って実際のテストの雰囲気で解くとより効果的だと思います。
受験してみての感想
テストを受けた直後は「絶対落ちたな…」と思うほど自信がありませんでした。
・リスニング:難しかったです。ほぼ聞き取れず、壊滅の予感でした。
⇒ 59点。ギリ6割には到達しませんでしたが、他で挽回できる点数でした。
・読解:問題なく解けました。ほぼ満点取れた自信あり。
⇒ 92点。予想通り高得点でした。やはり単語力がものを言います。
・作文:6割くらい取れたらいいなぁ、といった感じ。
⇒ 76点。作文の採点は思ったより甘いかもしれません。
結果的には、合格点より50点近く上回って合格していたわけで、完璧を目指さずに受けてみるもんだなぁと改めて感じました。
まとめ
HSK4級は3級からの延長なので、0から1にする作業ではなく、1から10にする作業だと思って取り組むといいです。
HSK3級合格直後に4級を目指す場合、1日2時間くらい勉強時間が取れるなら、1か月くらいで4級合格レベルの知識を身につけられるはずというのが私の見立てです。
リスニングは難しいですが、時間をかけて高得点を狙うよりも、読解で点数を稼いでカバーする。
作文は型を覚えてそれに当てはめるだけ、という方法が、テストに合格するという意味では一番効率的だと思います。
以上、私がHSK4級に一発合格できた勉強法の話でした。
これから合格を目指して学習する方の参考になれば幸いです。
5級は今のところ目指す予定はありません。
次の目標は、ネイティブと中国語で会話できるようになることなので、そちらに時間を掛けたいと思っています。
₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎<再见!
