哈瑪星(高雄)
11時30分、高雄・哈瑪星エリアで、日本統治時代の遺構巡りをしている続きです。
英国領事館から見えていた戦艦が停泊していた海軍新浜営区まで来てみました。
『海軍民国114年国防知性之旅』という台湾海軍が主催する見学・体験イベントが開かれていました。
会場ではみんな身分証明書を見せて入場していたので、おいらたちもパスポートを提示したのですが、台湾人しか入れないと言われて入場を断られてしまいました。
外国人は一律ダメなら仕方ないけど、中国人が来たらちょっと面倒なことになりそうだなと思いました。
同じ中国人なのに差別<ヽ`∀´>アルヨー!
日本統治時代の建物
気を取り直して、ここから怒涛の日治時代(1895年〜1945年)建物集、キャモナウ!
明治製菓高雄配給所
明治製菓の商品を配給・販売していた建物です。
まだ普通に使われてるみたい。
一二三亭
1914年に設立された、舞妓のいる高級料亭だった建物です。
↑写真
真ん中の人が切り抜かれています。
誰が写ってたんだろう。
中にはカフェがあり、お茶でもしようと思ったのですが、残念ながらプライベートイベントのため営業していませんでした。
佐佐木商店高雄支店
港町・哈瑪星にあった建材・木材商の支店で、創業者の姓「佐佐木」をそのまま店名にした建物です。
打狗文史再興會社
佐佐木商店の隣の倉庫には「打狗文史再興會社」という哈瑪星の老屋(古い家屋/歴史建築)を保管・保存する活動を行っている団体が入っています。
いろいろ説明してくれたんですが、おいらの中国語力ではあまり理解できませんでした。
我、中国語の勉強、加油!
この通りの建物もすべて日治時代のもののようです。
ただ、ちょっと数が多すぎるので今回は割愛します。
貿易商大樓
かつて旅館「春田館」があった場所に建てられた4階建てのビルです。
戦後は輸出入業者の会館として使われ、現在はカフェや文創スペースとして再生されています。
山形屋
1912年に高雄の新濱町で創業された書店・雑貨店です。
書籍だけでなく文房具や玩具、雑貨なども扱っており、印刷・出版業も行っていたそうです。
旧三和銀行 高雄支店
かつて、三和銀行の支店 があった建物で、現在はカフェ「新濱・駅前」として再利用されています。
カフェに入りました。
元銀行だけあって、重厚で格式のある雰囲気です。
スマホでQRコードを読み込んで注文したあと、カウンターに行って支払いを済ませる、不思議なシステムでした。
↑金庫の扉
科学の実験器具のようなものが置かれてます。
これは銀行と関係があるのでしょうか。
提拉米蘇 200台湾元≒1000円
サイゼリヤのティラミス(300円)と同じくらい美味しかったです。
友人が注文した、金庫水滴珈琲と洋菓子のセット。330台湾元(≒1,650円)。
コーヒーは味が薄めだってさ。
↑バングラデシュを思い起こさせる路地
散策再開。まだまだいきまっせ!
ソーセージ屋台
高雄は台北に比べて、許可を取っているか分からない屋台が多く、東南アジア味が強いです。
腸の皮で米を巻いたものにソーセージを挟んだ台湾風ホットドッグ 80台湾元≒400円
玄米とソーセージを一緒に食べたようなシンプルな味でした。
割とボリュームあって、お腹いっぱいになりました。
↑日陰で休むヌッコ
武德殿
1924年(大正13年)に建てられた古武道館です。
公務員や警察、学生などが柔道や剣道などの日本の武道を学ぶための施設でした。
↑剣道の理念
↑日本語のパンフレット
靴を脱いで、中に入りました。
高校の道場を思い出すなぁ~
↑防具
今も普通に武道の稽古場として使われているみたいです。
原愛國婦人會館
1922年に建てられた、軍人やその家族の援護・支援を目的とした施設です。
現在は修復され、展示や講座、地域イベントが行われる 文化・コミュニティスペース として活用されています。
↑波平がいそうな居間
↑焼肉屋にありそうな日式下駄箱
2階にはアートが展示されていました。
↑天井
旧打狗駅(旧高雄港駅)
1908年に「打狗停車場」として開業し、1920年に「高雄駅」と改名。
1941年に新しい高雄駅が完成すると、旧駅は「高雄港駅」となり、貨物専用駅になりました。
↑観光列車
駅舎が旧打狗駅古事館として保存されています。
入場無料。
ノスタル爺〜
うちわもろた。
↑駅長室
昔の電車の操縦装置でしょうか。
以上で目星をつけていた日治遺構は一通り見終わったので、あとは高雄の定番観光スポットを巡ろうと思います。
つづく