ティラスポリ(沿ドニエストル共和国)
イさん(シンガポール人)とキシナウから沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリに移動している続きです。
沿ドニエストル共和国について簡単に説明しておくと、ウクライナとルーマニアにはさまれたモルドバ共和国の中にある未承認国家です。
【未承認国家に至る経緯】
1792年、沿ドニ地域がオスマン帝国からロシア帝国に割譲される。
1940年、ソ連がモルドバを占領。モルドバと一緒に「モルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国」になる。
1991年、ソ連崩壊で「モルダヴィア・ソヴィエト社会主義共和国」が「モルドバ共和国」として独立。
1992年、沿ドニ"オレたち元々モルドバじゃねーし!"ということで、独立宣言。
ロシアの後ろ盾があるので、手出しできず、事実上の独立国家として現在に至る。
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【沿ドニ基本データ】
人口:約47万人(2018年)
面積:4163㎢(富山県と同じくらい)
首都:ティラスポリ
通貨:沿ドニエストル・ルーブル(1ルーブル≒8円)以下、ルーブルと表記
言語:ロシア語、ルーマニア語、ウクライナ語が公用語
民族:ロシア人、ルーマニア人、ウクライナ人が3分の1ずつを占める
ドニエストル川に沿いにある共和国なので、沿ドニエストル共和国です。(トランスニストリアとも呼ばれる)
グリーン・マーケット
11時30分、ティラスポリに到着。
この辺りが町の中心だというので、バスを降りました。
緑色の建物なんだろうと思ったら、市場「グリーン・マーケット」でした。
キシナウに続いて、まさかの市場ハシゴ。。。
イさんは、市場の中の両替所でレイ→ルーブルに両替してました。
おいらは同室の香港人からもらった205ルーブルがあるので、ひとまず大丈夫。ありがとうリュウさん。
ああ ここもめっちゃソ連ぽい。
あの多民族の超巨大国家で、端から端まで同じ言語・文化を根付かせたソ連てヤバいっすね。
ハチミツを試食させてくれました。
なんでも試食できるのが、旧ソ連式バザールの楽しいところ。
試食ばかりするのも悪いので、クルミ買ったった。
クルミ(100g) 20ルーブル≒160円
↑精肉コーナー
やっぱりこの臭い苦手。。。
↑鮮魚コーナー
鯉とかナマズなどの川魚。
ドニエストル川で獲れたのかな?
↑鮮魚コーナー
海の魚もありました。
キシナウのような常軌を逸した売り方はしてなかったです。
↑現役ラーダ
ロシアの車です。
↑謎の車形建物
連邦政府庁舎とレーニン像
↑連邦政府庁舎とレーニン像
建物だいぶ古そうだけど、建て替えるお金ないのかな?
↑レーニン像
旧ソ連の国ではだいぶ減りましたけど、まぁここ実質ロシアなんでね。
栄光のモニュメント
↑無数の名前が刻まれたモニュメント
アフガン紛争で亡くなった兵士のようです。
結果、負けて撤退してるからなんとも言えんですね。
↑永遠の炎
↑T-34戦車
車体に「祖国のために!」と書かれています。
今なら「プーチンのために!」かな。
↑細長いロシア正教会
スヴォーロフ広場
ティラスポリの中心、スヴォーロフ広場です。
露土戦争でロシアを勝利に導いた英雄、スヴォーロフさんの銅像が立っています。
↑ロシア語で「I love Tiraspol」モニュメント
ボルシチ
12時30分。
お昼ご飯を食べようと、10月25日通りにあるショッピングモール「Alvis」に入りました。
2階に安い食堂がありました。
ザ・ロシアの昼飯です。
ボルシチと白パン2枚 120ルーブル≒100円
サラダは、イさんが取ったものなので、値段は分かりません。
めっちゃ安いし、フクースナ!(ロシア語で美味しい)
↑ワイのテザリングを使って、メールチェックするイさん
引き続き、ティラスポリを観光していきます。
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