ダッカ
8時、起床。
ダッカのモティジールにある「ホテル71」に宿泊しています。
3つ星ホテルなのに、カーテンペラペラで遮光性がウ◯コです。
14階からの眺め
いたって平和な町なのに、空爆受けたような雰囲気が漂ってます(個人的感想)
ドアの下を見たら英字新聞が挟まれていました。
総選挙のことが書かれてますね。
現在の与党(アワミ連盟)が勝つのは、ほぼほぼ間違いないっぽいです。
ちなみに現在のバングラデシュの首相は、シェイク・ハシナさん(建国の父と呼ばれる初代大統領の娘)という女性の方です。
すでに首相を延べ20年に渡って務めており、選挙に勝てばハシナ政権が続くことになります。
イスラム教の国で女性がトップというのはとても珍しいですよね。顔はハリセンボンの近藤春菜そっくりですけど、とても優秀な方なのでしょう。
近藤ハシナじゃねーよ!
朝食はビュッフェです。
宿泊費に含まれています。
カレー以外もあるので、カレーが苦手な方も大丈夫です。
一通り取りました。
カレーは辛さ控えめで食べやすかったです。
なにげに中華風たまごスープが一番美味しかった。
胃の消化を待って、11時頃から外出。
とりあえず、ホテルの隣の屋台でチャをしばきます。
チャ 15タカ≒20円
泡立っているのは、高い位置から注ぐからです。
チャをしばき回していたら、ホテル専属?のリキシャドライバーに声をかけられました。
名前は忘れたので、アブドゥラさんとしておきます。
ショドル・ガット(船着場)まで行って、そこから渡し船でShip Breaking Place(船の解体現場)を往復する。
800タカ(≒1050円)でどうかと持ちかけられました。
渡し船は地元民じゃないとボラれるぞ!
チッタゴンの解体現場は外国人立ち入り禁止、入ったら逮捕される。ダッカで見ておくべきだ!と続けてきます。
怪しいので、ホテルの警備員に値段のことを確認したら「まぁ妥当だね」と言われたので、お願いすることにしました。
ホテルにクレーム入って出禁になったら困るだろうから変なことはしないでしょうし。
リキシャに乗ります
バングラ初リキシャです。
インドでは、Eリキシャに変わって人力車が減ったと聞きましたが、バングラでは余裕で現役です。
オールドダッカに入りました。
一段と人と車が増えました。
通り抜けでけへんて!
無理すんなアブドゥッラ!
毎日が隅田川花火大会乙!
雰囲気のある狭い通りへ
すごい良い光景だなぁ
頭上には、蜘蛛の巣のような電線
いや〜
カオス!
ショドル・ガット
12時、ショドル・ガットに到着。
乗ってるだけなのに異様に疲れた(笑)
バングラデシュ各地へ行く船が停まっています。
無数の川が流れるバングラデシュでは、船が重要な移動手段です。
アブドゥラさんと勝手に船内散策。
おそらく最安クラスの乗客は、ここで雑魚寝するのでしょう。
最上階には鍵がかかっていて、上がれませんでした。
ロケット・スチーマー
現在、運休中(再開の目処なし)のロケット・スチーマーもありました。
約90年前に造られた外輪船です。
3等のデッキクラスの人が寝る場所
操縦室
船首から行き交う渡し船を眺めました。
ロケット・スチーマーの船内の様子を見たい方は、こちらの動画がおすすめです。
渡し舟に乗ります
渡し船で船の墓場へ移動します。
片道200タカです。(アブドゥラ氏曰く)
アブドゥラさんと先程ショドルガットでお会いした日本人のTさんも一緒です。
↑船頭
おお けっこう揺れる!
水面に油浮いてるし絶対落ちたくねぇ~
げっ! こんな汚い川で沐浴してるオッサンいるよ。
有害物質垂れ流しだろうから、なんならガンジス川よりやばいんじゃね?
早死不可避!
船の墓場
対岸に到着。
ここが船の解体現場らしいです。
確かにたくさん船が停まってますわ。
外国の船ではなく、バングラデシュの船だそうです。
↑必死に乳を飲む子犬
犬やらヤギやらニワトリやらが走り回っとります。
なんかカンカン♩カンカン♩うるさいんですよね。
何してんだろ?
あっ? えっ?
もしかしてハンマーで叩いて表面の塗装剥がしてるの?
塗装剥離剤とかあるでしょ!
まぁそんなもの使うよりも人件費が安いってことなんでしょうけど。効率悪ぅ。。。
最貧困バングラの中でも最底辺の仕事です。
学校に通えなかった、文字も読めない人がここで働いているのです。
貧しい家庭に生まれる → 学校にいけない → 低賃金で危険な仕事しかできない → ・・・
貧しさが貧しさを生む貧困スパイラル。
搾取され放題です。
リキシャドライバーのアブドゥラさんも学校に行ってなくて、文字は読めません。
でも英語を覚えて外国人相手に商売することで、今はそれなりの収入を得ている。
現状を悲観し、現状に甘んじるのではなく、自ら何かを変えていこうとしなければ未来は変わらないってことなんだと思います。
船に上がらせてもらいます。
いや、ハシゴ細すぎやて!
どうやら船を解体してるんじゃなくて、修理してるっぽいです。
アブドゥラさんがチャイを奢ってくれました。
おっちゃんガン見(笑)
手袋もせずにスクリューを修理する人
地獄の業火
今の季節は良いけど、夏とか地獄だろうなぁ。
怪我しても保証なんてないだろうし。本当に過酷な労働環境だ。
それでもアッサラームアライクムと挨拶したら、笑顔でワ・アライクム・サラームと返してくれる。
こういう国ほど、神様の存在が必要なんだろうなぁ。
チョロチョロしてたら、お仕事の邪魔になるのでこれくらいにしておきましょう。
再び、渡し船でショドル・ガットに戻ります。
アタシにゃ船の墓場じゃなくて、人権の墓場に見えたよ・・・
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