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2017/10/25 トルファン観光1 砂漠を見に行く

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トルファン北駅

時間通り、午前9時40分 トルファン北駅に着いた。
中国の長距離列車って平気で1、2時間遅れるのかと思っていたんだけど。。。
お見それしました。
ウイグル自治区だから、漢字とウイグル語が併記されている。

トルファン北駅というのは、2014年にできた新しい駅で市内まで15キロの距離にある。トルファン駅よりもだいぶ市内に近い。
てかトルファン駅が市内から約80キロ離れているって遠すぎだろ!

駅の前から市内までバスが出ているので、バスで移動することにしたんだけど、何人かの客引きがいて、しつこくタクシーに乗れと言ってきた。
おいらが日本人と分かると日本語話せる人に携帯で電話してくれた。
日本語を話せるオスマンという男は電話で話した限り悪い人ではなさそうで、市内のバス停で待ち合わせることにした。

バスを降りるとすぐにオスマンが話しかけてきた。若いころの菅原文太のような顔したおっさんだった。いいやつそうだったし、ガイドをお願いすることにした。
なによりここに来て日本語を話せてうれしかった!
中国は日本語はもちろん、英語も通じないから、ほんとにコミュニケーションが難しいのよ。
ホテルが決まっていなかったので、安いホテルないかと聞いたら、トルファン賓館に連れていかれた。
ぜってー高いだろと思ったけど、シーズン外れてるから140元。これで一泊2500円以下って安すぎだろ。
明日にはウルムチに移動しないといけないし、時間もないからここに決めた。

トルファン賓館

ツイン

バスタブがある。

さぁ、観光だ。
ほんとに木一本生えていない土の大地だ。
ガイドブックに載っている観光地は市内の東と西に分かれているということだった。といってもそこまで市内から時間がかかる場所にあるというわけではないので、1日で回れるのだが、おいらは観光地から東にかなり離れている砂漠を見たかったから、東にある観光地にだけ行くことにした。

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ベゼクリク千仏洞

まずは、ベゼクリク千仏洞。

現在、ウイグル族のほとんどはイスラム教徒なんだけど、イスラム教より前は仏教が信仰されていたとのこと。そしてここは王族の仏教寺院だった場所だ。
シーズンオフだからほとんど人がいない。

こんな感じで岩に洞窟が彫られている。
といっても入れる洞窟は3、4ヵ所だった。

洞窟の中。

なんじゃこれは?

壁には無数の仏画があった。

火焔山

火焔山の山肌。

以上、出ましょう。

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西遊記

孫悟空の砂像。
西遊記のドラマのロケ地になった場所ということで中国の観光客がたくさん記念撮影をしていた。

三蔵法師と猪八戒もいる。

ラグメン

お昼ご飯。
ガイドオススメのラグメン屋へ行くことに。
本当はこの店の横の店がオススメだったらしいんだけど、閉まってたのでこちらへ。外で調理して、外で食べるスタイル。

ニラとトマトと羊肉を炒めたものを麺に乗せていた。
味はまずまずかな。

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高昌故城

ご飯の後は高昌故城へ

高昌故城はトルファン王の城跡だ。

だだっ広い。
ここをゴルフカートのような車に乗って一周する。
所々で止まってくれるので、歩いて建物を見ることができる。

↑パノラマ撮影

佛寺

保護色のトカゲ発見。
10月末だけど、気温は20度近くと暖かい。

王の間。

仏教寺院だった場所。

↑パノラマ撮影

高昌故城の後は、伝統的なウイグルの生活が残る村へ向かうことに。
まっすぐの道路が続くので、運転していると眠くなると言っていた。

検問所が各地で設けられていて、そこでフルーツ売ってる人がいた。
ウイグル人は本当にウイグル帽をかぶっているんだね。

マザール村

村に着いた。
小川が流れていて、静かで落ち着く。
時間を忘れてのんびりしたくなるような場所だった。

民家に入らせてもらった。
懐かしい足踏みのミシン。

2階からの眺め。
夏はここで寝ているんだって。
夜になると真っ暗で、満点の星空が広がると言ってた。
この村に泊まることも出来るということだから、時間のある人は是非!

彼はガイドのウィップ・オスマン。
ウイグル語と中国語と日本語を話せる。
日本に行ったことがないのにだよ。海も見たことがないんだって。
世界一、海から離れている都市のすぐ近くだからね。
子供が3人いて今は大変だけど落ち着いたら船で日本に行ってみたいと言っていた。
ちなみに中国は一人っ子政策(2015年から2人までOKに)だけど、少数民族は3人まで子供を持つことが認められているんだとか。

ウイグルのオッサン。
アッサラーム、アライクムと挨拶した。
ガイドとウイグル語で話をしているところ。

小さなモスクもある。
礼拝の時間になるとアザーンが流れるということだ。
中国国旗の掲揚が義務付けられているのか分からないが、正直この雰囲気には似合わないね。

この家でメロンもらった。

ナイフなんて無いから石で打ち割った。
甘く無いけど喉が渇いていたから美味かった。
この辺に住んでいる人はほとんどがメロンを作っているようだった。

その次に行った家では大量のメロンを貰った。
こっちのは大きくて甘い。
オスマン曰く、農家は売る以外に人が来た時にあげる分も作っているんだとか。

日本で売っいるメロンと同じかそれ以上に甘い。
途中から来た中国人ツアー客もハウチー(美味しい)を連発していた。
おもてなし精神がすごいね。インドだったら、食った後で必ず金よこせって言われるよ。

あらためて見ると大変なところで生活してるよね。
生活する上では、日本は本当に恵まれてるよ。

村の高い場所登っていくと誰も住まなくなって朽ちている家が多かった。
若い人は街に出て行ってどんどんここに住む人は減っているとのことだ。田舎の少子高齢化はどこでも同じなんだね。

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砂漠

村を出てさらに東へ1時間ほど移動すると、、、
砂漠来たどー!
鳥取砂丘も見たことがないおいらにとって初めて見る砂漠だ。

パノラマ撮影

砂が靴の中に入ってくるので歩くのは止めた方が良かった。

本日の観光は終了。ホテルまで送り届けてもらう。
オスマンが日本人観光客は減っていると言っていた。ウルムチで暴動が起きてからさらに減ったんだって。
おいらは当初、敦煌とトルファンのどちらに行こうか迷っていたんだけど、トルファンにして良かったと思う。同じ中国でもこんなに人も文化も生活様式も違うって知れたからね。今度はカシュガルに行ってから、西に抜けたいな。

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