イラン旅始まり
この記事を書いている現在(2020/1/12)、イラン革命防衛隊の司令官だったガセム・ソレイマニ氏が米国に殺害され、イランがそれに報復する形でイラク国内の米軍駐留基地に攻撃するなど地域の緊張が高まっています。
そんな事件が起きる直前の年末年始(2019/12/27~2020/1/3 )にイラン旅をしてきました。
外務省が出している渡航情報では、イラン全土で危険レベル3以上(渡航中止勧告)になっているので、今は行かないほうがいいです!
なのでおいらは、ある意味タイミングが良かった。。。
訪問都市:テヘラン⇒マシュハド⇒エスファハーン⇒シーラーズ⇒テヘラン
エスファハーン⇒シーラーズはバスで、それ以外は飛行機で移動しました。
エスファハーンでは、イランに留学していた友人にイラン人の友達を紹介してもらい、家に泊まって家庭料理を食べるなどこれまでの旅とは違った貴重な体験ができました!
<事前準備>
ビザは渡航前に郵送にて取得。
イランの国内線はイラン航空東京支社で電話予約。
それでは、旅の始まり!
旅程
国際線(出発)
カタール航空 | 12/27(金)23:50 羽田 | 12/28(土)6:10 ドーハ |
カタール航空 | 12/28(土)8:00 ドーハ | 12/28(土)10:40 テヘラン |
国内線
イラン航空 | 12/28(土)14:40 テヘラン | 12/28(土)16:10 マシュハド |
イラン航空 | 12/30(月)10:50 マシュハド | 12/30(月)12:30 エスファハーン |
イラン航空 | 1/1(水) 19:20 シラーズ | 1/1(水) 20:50 テヘラン |
国際線(帰着)
カタール航空 | 1/2(木)22:50 テヘラン | 1/3(金)00:30 ドーハ |
カタール航空 | 1/3(金) 1:55 ドーハ | 1/3(金)17:45 成田 |
羽田空港
2019年最後の仕事を終え、家に帰って少し休憩した後、羽田空港に移動。
羽田空港到着。
ドーハ行き、23時50分発⇒23時40分発になっている。
カタール航空ていつも出発が予定より10分早くなるのなんでなんだろう?
カタール航空
搭乗完了。通路側席。
2019年9月以来、約3か月ぶりのカタール航空利用。
夕食。
朝食。
ハマド国際空港
12時間かかって、ハマド国際空港到着。
乗り継ぎ時間は約1時間30分。
乗り継ぎ時間が短いので、今回は黄色いクマちゃんに会うのを諦めた。
テヘラン行き、搭乗。
羽田ードーハ便とは違ってめっちゃ空いている。
アメリカの制裁によってガソリン価格が上がったことが原因でデモが発生し、そのデモを政府が鎮圧して1000人以上の死者が出ているという微妙な時期なのだ。
窓側席。
いつも思うけど、アラブの国ってマジ砂漠。。。
機内食。
イラン上空。
山岳地帯が続く。過酷な環境だ。
ドーハから約2時間でテヘラン到着。
エマーム・ホメイニー空港
まず、日本から持って行ったドルをリアルに両替する。
ここでは割と、日本人見かけた。
100ドルとか両替したらすごい量のお金になるので、60ドルだけ両替しておいた。
14時40分発のマシュハド行きの国内線に乗るために、すぐにメフラーバード空港にエアポートタクシーで移動。
料金は一律10ドル。大抵のタクシーはリアル以外にもドルかユーロで支払いができる。今回はドルで支払った。
エマーム・ホメイニー国際空港から約40分でメフラーバード空港到着。
メフラーバード空港
国内線はターミナル2らしい。
おいらが乗る14時40分の10分前にもイラン航空でマシュハド行の便があるんだけど、シーア派の聖地だけあってやっぱり行く人多いのかな?
おいら宿予約してないけど大丈夫だろうか、、、
そもそもイランのホテルは一般的な予約サイト(Booking.com、Agoda等)では出てこない。ペルシャ語使えるんだったらイランのサイトから予約できるだろうけど、そうでなければ英語でホテルにメールするしかない。
面倒くさいのと、どうにかなるだろうと考える楽観的なおいらはすべて現地で宿を探すのだ!
時間があるので、空港内散策。
噂に聞いていた通り、男女問わず鼻を低くする整形手術をして、鼻にガーゼやテープを貼っている人をちらほら見かける。
空港内でイランセルのSIM購入。
音声通話機能付き、データ通信容量3ギガ、1か月有効で43,000トマン(≒1120円)
ちなみに、10リアル=1トマンだ。イラン人ほとんど金額を言うときにトマンを使い、リアルという単位は使わないので要注意!
ベンチで休憩しながら地球の歩き方を読んでいると、大阪から来た日本人に話しかけられた。彼はこれからエスファハーンに移動して、そこで1週間ほど滞在するとのこと、せかせか移動するおいらとは違い一カ所でのんびりするスタイルなんだとか。
出発時間を30分遅れて、マシュハド行きの飛行機に搭乗。
マシュハドはテヘランから東、トルクメニスタンの近くにある、イラン第二の都市である。
機材は思ったより新しそうだ。
ネットの情報で、イランは新しい機材が輸入できないから、古い機材をメンテナンスしながら長い間使っていて、安全性に不安があるという記事を読んでたからね。
イラン航空の機内食。
これで国際線と合わせて、4食連続で機内食だ。さすがに飽きてきた。。。
驚いたことにコーラの缶がプルタブが取れるやつだった!
おいらが子供の頃に見たことあったような、いや、なかったような...たまたまかと思ったけど、イランで飲んだすべての缶がこのタイプだった。
横に座った、マシュハド出身のイラン人にお前はアフガニスタン人かと話しかけられた。
いや、アフガニスタン人てw 初めて言われたわ!
アフガニスタンも多民族国家だからいろんな顔したやつがいるんだろうな。
マシュハド国際空港
テヘランから約1時間30分でマシュハド国際空港到着。
壁にはエマームレザーの棺とそれに触れようとしている人々の写真があった。
空港の外には、大きなモスクが見えた。
空港から市内へは地下鉄で移動できる。
地下鉄でどうやって切符買えばいいのか迷っていたら、後ろから来たマシュハドのホテルでマネージャーをしているという紳士(ハッサンさん)に、「俺払ったるから!」と言われた。
イラン人はいい人多いと聞いていたけど、いきなりそれを感じたぜ。
電車の中でもいろいろ話して、宿決まっていないんだったら、宿がたくさん集まっているBasij駅で降りる方がいいよ教えてくれた。
下りる間際に、困ったことあったら連絡してくれと電話番号まで教えてくれた!
サンキュー、ハッサン!!
マシュハド市内
夕方5時過ぎ、Basij駅到着。
イランは日本と同じくらい、日が暮れるのが早い。
知らない宿に入る度胸がないので、エマーム・レザー通りを歩いて地球の歩き方に載っているホテル「デフキャデ 」 に向かうことにした。
↑マシュハドの気温
東京と気温はあまり変わらないんだけど、東京より全然暖かい気がする。
ベイトル・モガッダス広場からハラメ・モッタハル広場が見えた!
デフキャデ ホテル
数人に聞きながらやっとホテル、デフキャデに到着。
ペルシャ文字しか書いていないんだから自力で見つけるの無理に決まっている。。。
1泊、120万リアル(≒3120円)。
マシュハドには、ハラメ・モッタハル広場くらいしか見るところないから、明日にでも別の都市に移動したいんだけど、イラン航空のフライトスケジュールの関係で2日滞在するのだ。
ベッド。
トイレ。紙なし。
シャワーは数分待って、やっとお湯が出る感じ。
長期滞在する人も多いのか、簡易的なキッチンも付いている。
小さな窓から見える外の様子。
仮眠を取った後、観光しようかと思っていたけど、日本を出発して約24時間の移動で疲れ果てていたのか、起きた時には24時30分だった。
時間はたっぷりある、明日から観光開始するべ!
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