11時、遅めの朝食です。
朝から観光しようと思っていたのですが、いろいろあってこんな時間になってしまいました。
今回は、その話を書かせていただきます。
今朝の出来事
ブダペストの宿「Riverside Danube Guest House」に宿泊しています。
朝9時、起きると暖房(セントラルヒーティング)が切れていました。
そんでもって、お湯も出なくなっていました。
復旧を試みようとしましたが、当然分かりません。
あわあわしていると、同じ宿に泊まっている家族が出てきました。
なんと戦争から逃げてきたウクライナ人避難民でした。
おばあちゃんと母親と3人の子供で、一番小さい子は生後4か月の赤ちゃんです。
詳細は分かりませんが、Google翻訳を駆使して会話すると、ドイツに住んでいるが、書類の関係でハンガリーに一時滞在しているとのこと。
父親はウクライナに残って、戦争に参加しているそうです。
外気温は0度。早急に復旧しないとまずいのですが、この宿にはレセプションがなく、スタッフが常駐していません。
通話できるSIMじゃないので、電話も無理。
ウクライナ人家族は英語が話せないということで、おいらが直接、レセプションに行って対応を依頼することにしました。
宿からレセプションまでは、徒歩15分ほどの距離です。
すぐに着替えて、出発!
もう気分は、ゼレンスキーです(?)
スラーヴァ・ウクライニ(ウクライナに栄光あれ!)です(?)
営業時間外ですが、チャイムを鳴らすとスタッフが出てきました。
事情を話すと、私は担当じゃないからなにもできない。担当者が来る15時以降にまた来なさい。と言われました。
なんと杓子定規な!!!
ウクライナ人の家族に赤ちゃんがいるから早急に対応してほしいと懇願しても、帰りなさい!と言われる始末。
正直おいらは観光に出かけるので、かまわないのですが、オレに任せろ!と勢い勇んで出て来たからには、”何も出来ずに帰って来ちゃいました テヘヘ”というわけにはいきません。
板挟み辛(涙)
担当者に電話をするからあなたの電話を貸してほしいと粘ると、もう少ししたら清掃員が来ると思うから、その人に対応をお願いして。と言ってきました。
それを早よ言わんかい!!!
宿に戻って、経緯を説明。
1時間くらいたった頃、清掃員が来ました。
ウクライナ人家族がロシア語でキレちらかすのをなだめて、対応をお願いしました。
お湯はすぐに復旧、暖房も1時間後くらいに復旧しました。
後で担当のスタッフにメールで原因を確認したところ、誰かが切ったのだろうと言ってました。
それもう テロやん...
観光の時間が減っちゃいましたが、ウクライナ人家族の生命と財産を守ることが出来たのでOKです ←大袈裟!
感想
海外に出ると日本では起こらないようなトラブルや世界情勢を肌で実感するような出来事があって、ある意味面白いですね。
早く戦争が終結して、避難民の方がウクライナに戻って生活できるようになることを願います。
おいらもウクライナ旅行しに行きたいしね!
それでは、ブダペスト観光に出かけるとしましょう。