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HSK3級に1か月半で合格! 知識ゼロから合格レベルに達するまでの勉強法を大公開

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ChatGPT作

 

HSKとは

この記事にたどり着いている時点で、HSKの存在自体はご存知かと思いますが、念のため簡単に説明しておきます。

HSK(漢語水平考試)とは、中国政府が認定する中国語の語学検定試験です。
英語で言えばTOEICやTOEFLのような存在で、中国語を母語としない人向けの公式な試験として世界中で実施されています。

ホームページ→https://www.hskj.jp/

レベルは1級〜6級まで

目安語彙数
HSK1級超入門レベル約150語
HSK2級入門レベル約300語
HSK3級初級約600語
HSK4級中級約1200語
HSK5級上級約2500語
HSK6級最上級5000語以上

HSKには1級~6級まであり、英検とは逆で数字が上がるほど難易度が高くなります。
この記事で取り上げる「HSK3級」は初級レベルになります。

HSK3級ってどんな試験?

試験時間は100分、問題は全部で80問あり、内容は以下の3パートに分かれています:

  • 聞き取り(听力):40問
  • 読解(阅读):30問
  • 作文(书写):10問

聞き取り・読解はマークシート式、作文は語句の並べ替えや空所補充の筆記問題です。
合計300点満点中、180点以上で合格です。

受験料:6,600円(2025年6月現在)

HSK3級のレベルは?

HSK3級に合格するというのは、公式にはこんなレベルだとされています:

「中国語を使って、生活や学習、仕事などの基本的なコミュニケーションができる。中国旅行の際も、ほとんどの場合で中国語で対応できる。」

ただし、HSK3級はあくまで筆記試験であり、会話のテストではありません。
そのため、合格したからといってすぐにペラペラ話せるわけではありませんし、実際の会話でスムーズにやり取りできるかはまた別の話です。

とはいえ、合格レベルに達すると中国語の土台がしっかりできるので、その後の学習や実践には大いに役立ちます。

 

中国語を勉強しようと思った理由

私は海外旅行が好きで、これまでに多くの国を訪れてきました。
中国は歴史や文化が豊かで観光地もたくさんある隣国ですが、英語が通じにくいことも多く、旅行をもっと楽しむには中国語が必要だと感じました。

また、世界中どこに行っても中国人、いわゆる華僑の方々がいます。
彼らのバイタリティの源に興味を持ち、もっと深く話してみたいと思ったのが、中国語を勉強しようと思ったきっかけです。

 

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中国語初心者がHSK(いきなり3級)に挑戦した理由

中国語の勉強を始めるにあたり、「何か目標があったほうが続けやすい」と考えました。そこで選んだのがHSKでした。初級レベルから体系的に学べるうえ、資格として形に残るため、モチベーションを保ちやすいと感じたからです。

日本語は漢字を使う言語なので、中国語の単語や熟語と意味が似ている部分が多くあります。
そのため、HSK1級や2級のレベルは簡単すぎて、あまり挑戦にならず学習効果が薄いと感じました。
だから、初級者でもあえて3級から受験することに決めました。

 

勉強方法

勉強は2月の初め頃からスタートし、3月22日の試験日に向けて約1か月半の期間集中して取り組みました。

それでは、私が実際にやった勉強方法を紹介していきます。
中国語の知識はほぼゼロからのスタートでしたが、限られた時間の中でなるべくお金をかけずに効率よく学べたと感じているので、ぜひ参考にしてみてください。

①知識ゼロからのスタート(学習開始~1か月くらい)

最初に取り組んだのは以下の3つ(すべて無料で利用できるもの)です。

  • NHK「中国語!ナビ」(4月スタート)
     テレビでやっている中国語学習番組で、発音や基礎表現を丁寧に解説してくれる。
     映像で学べるので、発音や口の動きを見てマネしやすかったのが良かったです。
  • NHK「毎日中国語(ラジオ)」(4月スタート)
     音声中心の教材なので、通勤・移動中などスキマ時間にちょうどいい。
     繰り返し聞くことで、中国語の音やリズムに少しずつ耳が慣れていきました。
  • Duolingo(スマホアプリが便利です)
     ゲーム感覚で進められる語学アプリ。テンポよく単語や表現が出てくるので、最初の取っかかりとしてかなり使いやすかったです。

初めはこれらのツールを使って1日2〜3時間ほど発音や基礎表現に慣れることを意識して学習しました。

なお、NHKのこれらの番組は毎年4月に新シリーズが始まるため、途中からだと内容が少し難しく感じるかもしれません。私は過去の回をYouTube(違法アップロード)で視聴していましたが、現在は削除されているようです。

②単語力強化(学習2週目〜試験直前まで継続)

2週目からは単語力を伸ばすために、①の学習に加えてYouTubeの単語学習動画を見始めました。
たくさんの動画がありますが、特に以下の動画が例文が簡単で分かりやすくておすすめです。

単語の勉強を始めた時点でHSK2級(300語)程度の単語力は身についていたと思います。
1日何単語覚えるとかは意識せずに、毎日30分くらい勉強するようにしてました。

③本番対策(3週目〜試験1週間前まで)

3週目あたりからは、本番試験対策に入りました。

使った教材はこちら:

HSK公認テキスト 3級 改訂版(スプリックス)
※音声ダウンロード付き。練習問題・文法解説・模擬試験あり

公式テキストなので間違いないです。ずぶずぶです(?)

Unitは全部で24あるので、1日2Unitのペースで進めていました。
このペースなら約2週間で1周できます。

以下の流れで学習しました▼

  1. テキストをざっと読む
  2. 音声をざっと通して聴く
  3. シャドーイング(真似して発音)しながら聴く
  4. 練習問題を解く

時間があれば苦手なパートを繰り返し学習しましょう。

毎日少しずつ続ければ確実に力がつく方法だと思います。

テキストを一通り終えた時点で、
HSK日本実施委員会公式サイトのレベル判定テスト を受けてみたところ、HSK3級の合格基準をクリアできていました。

この時点で「この勉強法でいける」と確信できたのも大きかったです。

④模擬試験(試験の1週間前~前日)

最後の仕上げとして、テキストの最後にある模擬試験とHSK公式サイトのサンプル問題(3級) を解きました。

時間を計って本番さながらに挑戦した結果、8割ほど得点できていました。
本番の試験にも問題なく対応できる感覚をつかむことができました。

 

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試験当日(2025/3/22)

試験はちば仕事プラザで13:30から受けました。

ちなみに、HSK試験は毎月開催されていますが、千葉では2か月に1回のペースでしか実施されていないようです。

持ち物は以下を準備しました。
・受験票(自分で印刷)
・写真付き身分証明書
・筆記用具
・時計


 

【試験を終えての感想】
リスニングは正直、会話のスピードについていくのが難しくて手応え薄めでした…
でも読解問題は、じっくり問題文を読めてほぼ完璧に解けたと思います。
作文はまあまあかな。

たぶん合格してると思うけど、結果はどうあれ全力を出せて満足です。

 

試験結果

試験日の約1か月後、インターネットで成績を照会することができます。

合格ラインは180点のところ、それを大きく上回る272点でした!
読解に至っては満点

試験日から約2か月後に、成績報告書が届きました。

実物の成績報告書を手にして、改めて努力がしっかり実ったことを実感しました。

 

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まとめ

以上、私が知識ゼロから1か月半でHSK3級に合格できた話でした。
初めは無料のツールを活用して基礎学習、途中から公式テキストでしっかり試験対策という感じです。

これからHSKを学習する方の参考になれば幸いです。

この後アフリカを旅したんですけど、現地で出会った中国人とごく簡単な会話はできるようになっていました。
もっと話したい気持ちが強くなり、次はHSK4級を目指してさらに中国語力を伸ばしていきたいと思います。

₍ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ₎<再见!

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